歯科衛生士の臨床実習あるある
歯科衛生士になる前の臨床実習は、学生時代の山場とされています。
臨床実習とは、歯科医院など、実際に患者が治療を受ける現場で学生が技術や知識を学ぶこと。
厚生労働省によって、歯科衛生士になるためには臨床実習を900時間こなすことが定められているので、多くの学校は最終学年の3年生の単位のメインとなります。
しかし、この臨床実習に耐えきれず、歯科衛生士になる夢を諦めてしまう人も多いんだとか。
そこで、今回は臨床実習のあるあるをまとめてみました。
歯科衛生士の臨床実習のあるある
歯科衛生士の学校生活の中で最も辛いと噂されるのが臨床実習です。
学生の立場で、次々と職場を転々とするなんて、考えただけで気苦労しそうですが、これを乗り越えなければ学校を卒業できません。
あるあるで、歯科衛生士の臨床実習がどんなものかイメージしちゃいましょう。
とにかく辛い
歯科衛生士を目指す多くの学生が感じるのが、コレ。
そもそも専門学校の学生たちは、卒業後には国家試験を控えているので、学習スケジュールがハードになりがちです。
中でも臨床実習は、定期的に定められた医療の現場を次々と回ります。
当然、場所によって雰囲気や、やり方、考え方までまちまちなので、臨床実習を行う場所になじめず、気苦労が多くなるのです。
意外とお金がかかる
臨床実習を行うのは、診療を行う現場ですから、衛生面から制服が支給されています。
そのため、医院に通うための服装なんて何でもいいような気がしますが、それは実習生という立場。
伺って教えて頂くので、失礼があってはいけませんから、通うにはリクルートスーツのようなシンプルなスーツで通います。
安い物でも4、5万円はするので、学生には痛い出費です。
更に、夜遅くまで営業している医院が少ないので、働きながら夜間に通っている学生も臨床実習のタイミングで退職する場合が多く、経済的にも厳しくなります。
歯科衛生士と歯科助手が対立
歯科医院の多くが、少数のスタッフで営業する個人経営です。
医院長が昔ながらの感覚でいる場合、歯科衛生士と助手の垣根なく業務を割り振っていることもあり、対立しがち。
中には実習生に対する考え方が正反対で、真逆の指示を出してくることもあるそうなので、スタッフの方々への反感を買わないようにうまく立ち回る必要に迫られます。
医院長が優しい
歯科医院は数少ないスタッフで経営されており、人間関係がドロドロしているようなイメージですが、何も全てがそういうわけではありません。
「ああ、自分にもあんなに初々しいことがあったな」と懐かしさを込めて優しく対応してくださるところの方が多いです。
何かと辛い臨床実習ですが、それ故に1日が終わると強い達成感が得られます。
特に、自分なりに実習がうまくこなせると、気分がハイになり、その後のレポートも筆が進みやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?
歯科衛生士になるうえで、最も辛いと評判の臨床実習。
少しでも歯科衛生士という職業を目指すうえで、参考になったでしょうか。
辛いとネガティブな印象ばかりが目立ちますが、夢の歯科衛生士になるため、と目的意識をしっかり持つことで、気持ちが切り替わるかもしれません。
以上、「歯科衛生士の臨床実習あるある」でした。