歯科衛生士の便利帖

歯科衛生士についてのちょっとしたアレコレをまとめています。

歯科衛生士の給料で一人暮らし!貯金はできる?

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一人前の歯科衛生士になれば、毎月お給料を貰えるようになるので、一人暮らしが現実味を帯びてきます。

家族への気遣いが必要ない一人暮らしは、新社会人の憧れ。

オシャレなワンルームで、ちょっとくらいだらしない生活をしても、怒られることはありません。

 

誰にも干渉されることなく、自分だけの空間が確保できる一人暮らしは、実家よりも自由度が高い生活が送れますが、逆に言えば生活に関する全ての責任や作業が自分一人にのしかかるということ。

家事だけでなく、経済的な普段も自分一人で負わなければなりません。

歯科衛生士の給料だけで無理なくやりくりし、一人暮らしが維持できるのでしょうか。

 

歯科衛生士のお給料で一人暮らしはできる?

社会人になっても、実家で暮らしている場合、生活費としていくらかを入れるケースがほとんど。

いくら入れるかはご家庭によるものの、高くても5万円ほどが一般的ですから、月収のほとんどを好きに使えることになります。

 

しかし、一人暮らしとなれば、5万円なんて家賃になるかどうか。

都心部であれば心許ないくらいです。

一人で部屋を借り生活するということは、生活に必要な全ての費用を自分だけて賄うということ。

 

一人暮らしが1ヶ月にかかる出費がどれくらいのものなのかを確認してみましょう。

自分の収入で一人暮らしが可能かどうかの判断材料となるはずです。

 

家賃

まずは家賃。

一人暮らしには絶対に必要となってくる出費です。

せっかくの一人暮らしですから、オシャレで新しい物件にこだわりたいところですが、そうした物件は人気が集中しますし、家賃が割高。

 

ワンルームだったとしても、地方で5万円、都心で6万円以上の家賃は覚悟した方が良いでしょう。

 

歯科衛生士のお給料は、手取りで20~25万円が平均。

家賃は毎月かかる出費ですし、月収の1/3までが理想ですから、あまり理想を追い求め過ぎないように心がけます。

食費

食費は一人暮らしでも人によってかかる金額が大きく変わるイメージがありますが、実は女性に絞ってみても平均が39000円とかなり高めの水準。

女性と言えども、一人暮らしの場合は自炊することが少なく、外食が増えるので費用がかさみやすいのです。

水道光熱費、通信代

水道光熱費と通信代は18,000円ほどが平均ですが、年収によってもあまり差がないという特徴があります。

必ず必要なものですが、固定出費なので節約が難しいからと考えられます。

 

今時、ネット環境とスマホは必須ですから、通信代は削れないとしても、水道光熱費は自分が使った分だけ。

夏や冬にエアコンを使い過ぎないなど、意識を変えるだけでかなりカットできそうです。

ファッション

ファッションに使うお金は、13,000円が平均。

毎月服を買う人はあまりいないかもしれませんが、セールや季節の始めなど、決まったタイミングで、どかっと買った金額を平均すると、これくらいになります。

 

年間通すと、なんと15万円以上使っていることになるのです。

女性の服は流行の移り変わりが激しく、昨年のデザインが今年は廃れて着られないこともままあります。

定番デザインを中心に、流行のアイテムをポイントで加えるようにすれば、気回ししやすく被服代の節約に繋がるでしょう。

交際費

なんだかんだ言って、働く上で大切なのが就業後の食事会や呑みにケーション。

規模が小さな職場であれば、人間関係が濃密になりがちなので、自然と付き合いも増えてきます。

毎月の交際費の平均は1万円と、もっと頑張れば切り詰められそうですが、周りに合わせてお店も決めなければならないので、なかなか減らしにくいのが実情です。

雑費

雑費はその名の通り、その他に必要な費用で、平均すると40,000円ほどかかります。

消耗品や美容代、医療費など予期せぬ出費も含まれます。

 

予算を組んでしっかりお金を管理していても、毎月なにかしらは必要なお金が出てくるもの。

雑費に関してはあらかじめ余裕を持って予算を組んでおくと、月末に焦らず済みます。

一人暮らしすれば貯金は難しい?

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一人暮らしにかかる費用は必ず必要になってくる分をざっと見積ると

  • 家賃60,000
  • 食費39,000
  • 水道光熱費、通信代18,000
  • ファッション13,000
  • 雑費40,000

となり、合計で179,000円が平均。

歯科衛生士のお給料は、手取り200,000円が平均ですから、なんの工夫もなく一人暮らしをスタートさせれば、臨時出費があると破綻しかねません。

 

もちろん、貯金もままならないでしょう。

改めて見て、「人1人が暮らすにはこんなにお金がかかるの?」と驚き、諦めた方が良いような気さえしてきますが、ちょっと待ってください。

平均に含まれる人の中には、月給15万円の人もいれば、50万円の人もいます。

 

同じ一人暮らし月収に応じてお金の使い方は変わってきますから、給料はさほど問題ありません。

暮らし方を工夫することで、20万円でも一人暮らししながら貯金できます。

貯金の秘訣とは

貯金するためには、出費を減らすか収入そのものを増やすかのどちらかしかありません。

収入を増やすのはなかなか難しいので、多くの場合は生活を見直すことで出費を減らし、貯金を目指すことになります。

 

ただし、生活を見直すと言っても、もやし生活をするとか、真夏にエアコンを全く使わないとか、極端な無理はいけません。

基本的に貯金はこつこつと毎日続けることが大切ですから、あまりストレスを伴う節約は継続できず、三日坊主になりがち。

 

最悪、反動で出費の方が大きくなる可能性もあるので、できるだけ毎日意識しなくても良い分野で節約するのがオススメです。

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予算をあらかじめ決めよう

家計は、出費と収入のバランスが大切。

慣れないうちから、無計画にお金を使っていては週末までお金が保たないかもしれません。

そこで、光熱費、水道代、家賃、通信代などの固定費を除いた後の生活費を週ごとに4、5等分して一週間分の予算を組むのがオススメ。

 

予算を組む際には、用途ごとに細かく分けることが多いのですが、それだと手間がかかり続けられません。

期間で分ければ、1週間の最初に財布に入れた金額以上を使ってはいけないだけなので、お金の管理は簡単。

 

余った分がまるまる貯金となるので、節約のモチベーションも上がりやすいです。

慣れてくれば、貯金の文化も固定費と同様にあらかじめ分けておくと、更に効率良く貯められます。

家賃が節約のポイント?

家賃は毎月必ずかかってくる固定費です。生活の中の工夫で減らすことはできませんが、物件選びの段階で安い所を選べば後々の生活に経済的なゆとりが期待できます。

 

そもそも、家賃は月収の1/3が適性とされていますが、必ずしもそういう訳ではありません。

と言うのも、月収は人によって様々で、例えば毎月100万円稼いでいる人が、1/3の33万円を家賃に充てても残り64万円。

よっぽどの贅沢をしない限り、かなり貯金できるでしょう。

 

一方、月収が15万円で1/3の5万円の物件に住んでいたらどうでしょう。

残りは10万円となりますから、予期せぬ出費にはきっと耐えられません。

貯金どころか、状況によっては赤字の可能性も高まります。

 

いくらオシャレな部屋でも、もやしばかりでは病気になってしまいます。

物件は固定費だからこそ、シビアに選ばなければならないのです。

家賃を抑えるために

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家賃を抑えられるポイントは、築年数、部屋の間取り、立地、水回り状況の大きく分けて4つ。

特に、水回り状況はバスとトイレが別なだけで、10000円は変わってくる、影響が大きなポイントです。

逆に、賃貸は立地が重要視されるので、築年数は新築であっても古くても10~20%しか変わらないとされています。

 

つまり、家賃を抑えるには築年数が古いよりも、少し駅から遠かったり、バスとトイレが一緒になった物件を選んだ方が有効ということです。

通勤に電車を使う場合は、できるだけ駅に近い物件を選びたくなりますが、当然その分家賃が高くなります。

歩くことが苦痛でなければ、運動不足を兼ねて敢えて駅から遠い物件も選択肢に入れても良いでしょう。

 

また、自動車を持っている人は、そもそも駅にこだわらずに探すと家賃だけでなく駐車場代も抑えられて一石二鳥です。

もちろん、自分に合ったこだわりの物件を選ぶのは、一人暮らしの醍醐味。

 

家賃だけを気にするべきとは言いませんが、コストの面から物件のこだわりポイントを見直すことで、返って理想的な暮らしが実現できるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

 

自分だけの収入でやっていかなければならないわけですから、経済的な不安が出てくるのは当然のこと。

しかし、収入を超えないように、出費を調整するのは貯金の基本。

これは、一人暮らしでも実家暮らしでも変わりありません。

 

最初は余裕がないかもしれませんが、毎月やりくりしていくごとに、抑えるべき部分がわかってきます。

あまり気負わず、自分だけの一人暮らしを楽しみましょう。

以上、「歯科衛生士の給料で一人暮らし!貯金はできる?」でした。

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