歯科衛生士の便利帖

歯科衛生士についてのちょっとしたアレコレをまとめています。

歯科衛生士の学校は働きながら行くにはどれだけ大変なの?

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歯科衛生士の資格を学校に通って取得したいと思っても、働きながらというのはなかなか大変なのも。

 

フルタイムであれば、8時間以上働きながら学校に通わなければいけないのですから、歯科衛生士に魅力を感じつつも、入学に二の足を踏んでしまうのは仕方ないことでしょう。

 

しかし、歯科衛生士は人手不足で就職に強い資格です。

その将来性に魅力を感じて、学校の門を叩く社会人は珍しくありません。

実際、歯科衛生士の専門学校の学生には社会人の方も多く通っています。

 

では働きながら歯科衛生士の専門学校に通うと、どのようなスケジュールになるのでしょうか。

 

歯科衛生士の学校の時間割は?

歯科衛生士の専門学校は、通学期間が3年間と定められているのが一般的。

これは、国が歯科衛生士の条件に「指定した教育機関で3年間訓練を受けた者」と定めているから。

 

大学のように自由に講義を選択して単位を取得するのではなく、時間割が学校側で決められています。

1日のスケジュールも、朝9時から16時までみっちりありますから、高校の時間割をイメージしたほうが分かりやすいと思います。

 

また、夏休みや春休みの長期休暇も大学のように2ヶ月近くあるわけではなく、これも中学や高校とあまり変わらないところが多いです。

以上のことから、9時から17時までフルタイムで働きながら歯科衛生士の専門学校に3年間通い続けることは難しいと言えるでしょう。

学校の3年間のスケジュールとは

 

時間を有効活用しよう

全日制の専門学校では、フルタイムで働きながら歯科衛生士の学校に通うことは難しい場合は、夜間制への通学を考えてみてはいかがでしょう

 

夜間は通学期間が3年間である点は全日制と同じですが、18時から21時半前後に終了する学校が多く、フルタイムでも無理なく授業を受けられます。

実際、歯科衛生士の専門学校に通う社会人が全日制では20%弱なのに対し、夜間の部ではぐんと増加します。

 

2年生や3年生の臨床では、受け入れてくれるクリニックの問題がありますから、夜間だけで全ての授業がこなせない場合もありますが、社会人は夜間部の入学を選択肢に入れることで、歯科衛生士の学校に通うハードルが金銭的にも時間的にも下がるのは間違いありません。

夜間と昼間の違い

フルタイムで働きながら勉強が身につく

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夜間に通えば、フルタイムで働きながら歯科衛生士を目指すことが時間的には可能になります。

 

しかし、専門学校に通えることと、歯科衛生士の資格が取得できることは別の問題。

歯科衛生士になるには、専門学校を卒業したうえで、国家試験に合格しなければなりません。

国家試験に合格するには、当然、学校で学んだことがしっかり頭に入っている必要があります。

 

いくら仕事が忙しくても、予習復習しなければ授業についていけないこともありますし、居眠りしてばかりでは卒業だって難しくなります。

 

まずは、今の仕事を続けながら3年間みっちり勉強できるかどうかイメージしてみてください。

とにかく、専門学校に通いながら仕事をこなすと仮定し、同じスケジュールで過ごしてみましょう。

 

仕事に関係することや興味のあることを1週間ほど勉強してみてもいいかもしれません。

 

実際に仕事の後では疲れて勉強どころではないなら、歯科衛生士の学校に通うことや働き方を考え直す必要があるでしょう。

 

歯科衛生士の専門学校を目指しているなら、卒業した後は今の仕事を止めて歯科衛生士として働くことを考えているはず。

今の仕事が歯科衛生士と全く関係ないのであれば、思い切ってある程度貯金したうえで一時的にシフト制のアルバイトとして働くのも方法としてアリだと思います。

 

アルバイトであれば、収入は減るもののシフト制にすることで労働時間が減って、勉強に打ち込みやすくなります。

歯科助手としてクリニックで働く場合は、スケジュールに応じてシフトを配慮してくれるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

歯科衛生士は専門学校を卒業するだけでは、国家試験の受験条件をクリアできるだけ。

卒業と資格の取得はイコールなわけではありません。

働きながら歯科衛生士を目指すなら、通学だけでなく勉強のための時間も考える必要があります。

 

キャリアアップも働くことも、人生を豊かにするために大切ですから、後悔のないようによく考えて決めたいですね。

 

以上、「歯科衛生士の学校は働きながら行くにはどれだけ大変なの?」でした。

大学、短大、専門学校の違いとは