歯科衛生士の専門学校!夜間と昼間との違いとは?
歯科衛生士を目指すには専門学校などの教育機関で、昼間か夜間のどちらかに3年間通わなければなりません。
専門学校を卒業してようやく国家試験を受験できるようになるのですが、ここで問題になるのが昼間と夜間どちらに通った方がいいのかということ。
ただでさえ大変と噂の医療系ですから、少しでも勉強しやすい環境で歯科衛生士を目指したいですよね。
今回は歯科衛生士の専門学校の昼間部と夜間部の違いについて紹介していきます。
夜間部と昼間部の違い
歯科衛生士の専門学校の夜間と昼間部の最も大きな違いは、なんと言っても学習時間。
昼間の授業が中心となる全日制は、多くの学校が午前9時から午後4時の合計7時間が授業時間なのに対して、夜間部の場合は午後5時から9時までのおよそ4時間。
これが月曜日から金曜日まで繰り返されるのが一般的なスケジュールです。
授業の始まる夕方までに時間的余裕が生まれるので、働きながら歯科衛生士を目指したい社会人の多くが夜間部を選択します。
現役高校生の多くが昼間の授業を選択するのに対して、夜間では生徒のおよそ8割が社会人という場合もあるほど。
夜間の場合は年齢層も幅広いので、20歳前後の若者ばかりの中に入るのは気が引ける、という人は夜間を選択した方が落ち着いて勉強に打ち込めるかもしれません。
歯科衛生士の国家試験の受験条件に、国が指定した教育機関で3年間学習することと定められてからは、3年で卒業とする学校が増えてきています。
授業数が多いからと言って早く卒業できるわけではないので、スケジュールと合わない場合は無理に昼間部に通う必要はないと思います。
夜間部はスケジュール管理が難しい?
授業時間が短い夜間部は、1コマ1コマの学習ペースが早くなりがちな傾向があります。
昼間部よりも少ない授業数で、国家試験に合格できるレベルにまで達さなければならないので仕方ない部分もありますが、夏休みや春休みなどの長期休暇も昼間部に比べて半分ほど。
また、2年生からは臨床実習も待ち構えています。
臨床実習とは、歯科医院に赴いて実践的な技術を学ぶこと。
昼間部の学生は、学校と同じようにお昼に病院へ足を運ぶことができますが、夜間部に通う人はお昼に仕事や家事などの予定がある人が多くいます。
実習先がいくら学校と提携しているからと言っても、病院は普通それほど夜遅くまで営業していないので、お昼に時間を空けて実習に行かなければならないケースもあり、スケジュールに無理が出てくるかもしれません。
歯科衛生士を目指すにはやる気が一番大事!
ここまで聞くと、「無理してでも昼間部に通ったほうがいいのでは?」と考える人もいるでしょう。
確かに、夜間部はスケジュールがタイトになりがちですから、昼間の予定をこなしながら授業についていくのは大変です。
しかし、歯科衛生士とは医療分野のスペシャリスト。
勉強が大変なのは、昼間も夜間も同様なのです。
昼間部であっても、授業や実習についていけずに途中で退学してしまう人もいます。
昼間に社会人として仕事や家事育児をこなしながら歯科衛生士を目指す人が集まる夜間の部は、キャリアアップや、子供を育てながら就職を目指しています。
色々な年代が集まるのと同時にモチベーションが高い人が集まりやすいとも言えるでしょう。
夜間の部に通うからこそお互いに刺激を与え合い、卒業まで頑張れるというメリットもあります。
夜間だからと言って歯科衛生士になるのが難しくなるというわけではありません。
まとめ
いかがでしたか?
歯科衛生士は人の健康に関わるやりがいのある仕事ですが、だからこそ資格を取得するまでにたくさん勉強しなければなりません。
学生期間も3年間と一般的な専門学校よりも1年長いので、無理に昼間部に通っても続かない可能性があります。
夜間部と昼間部のどちらを選ぶにせよ、自分の生活に合った方を選ぶようにしましょう。
以上、「歯科衛生士の専門学校!夜間と昼間との違いとは?」でした。