歯科衛生士の便利帖

歯科衛生士についてのちょっとしたアレコレをまとめています。

歯科衛生士の学校は忙しい?スケジュールは?

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歯科衛生士が目指せる学校は、勉強に忙しいためアルバイトが難しくなるほどスケジュールがぎゅうぎゅう、なんて噂を聞いたことがありませんか?

 

歯科衛生士は、国家資格を受ける前に国が定めた学校を卒業しなければなりません。

国が認めたそれらの学校は、短大や専門学校が中心です。

 

最近、歯科衛生士の学校が2年から3年に伸ばされたとは言え、一般的な大学よりもまだ学生でいる期間は短くなっています。

それだけの期間で、人の健康に関わる専門的な知識を身につけなければいけない訳ですから、忙しいのは仕方ないと思う人も多いかもしれません。

 

しかし、入学する前に具体的なスケジュールが分かっていれば、学生生活のイメージがわきやすいというもの。

ここでは、歯科衛生士を目指す人の多くが選ぶ専門学校のスケジュールを参考に、忙しいかどうかを考えてみましょう。

 

歯科衛生士の学校は忙しいの?

歯科衛生士の学校が忙しいと言われる理由の1つが、多くの人が専門学校を選ぶから。

歯科衛生士の就職には学歴の影響が少ないので、学費が抑えられて、早い時期に卒業できる専門学校に注目が集まるのです。

 

専門学校はその名の通り、資格取得のために効率の良いスケジュールで歯科衛生士を目指せますが、入学したては歯科衛生士として必要な知識をほとんど身につけていない、つまりゼロからスタート。

 

それから3年後には、歯科衛生士の国家試験に合格できるほどのレベルの知識や技術を備えていなければなりませんから、在学中は多くのことを勉強することになります。

ですから、歯科衛生士の専門学校は3年の間緻密に計算されたスケジュールで学習を行います。

 

とは言っても、一般的な専門学校は、休憩時間を含んだ9時から16時までの時間割を月曜日から金曜日までこなすだけ。

 

春休み、夏休み、冬休み一定期間それぞれありますから、高校生の時間割とほとんど変わりありません。

ただ、歯科衛生士の専門学校は国家試験合格を目指し、3年間きちっと時間割が決まっています。

 

4年制大学のように夏休みや春休みが合計4ヶ月もあったり、1人1人に時間割の采配が委ねられたりすることがないので、専門学校は忙しいイメージが付きやすいのです。

 

高校生は月曜日から金曜日は夕方まで忙しくても、その後は部活やアルバイトなど思い思いの活動ができますし、土日の休みもあります。

歯科衛生士の専門学校に通うことになったとしても、個人的な楽しみや、アルバイトが難しくなるほど忙しいというわけではありません。

 

どうしても気になる場合は、志望する大学や専門学校の体験入学や説明会に参加しましょう。

 

実際に足を運ぶことによって学校の雰囲気を肌で感じられますし、タイミングが良ければ在校生や卒業生の生の声を聞けるので、進路の参考になるでしょう。

オープンキャンパスの持ち物は?

 

歯科衛生士の学校のスケジュールは?

歯科衛生士の学校では具体的にどのようなスケジュールで勉強するのでしょう?

口腔に関することだけ?

 

いいえ、実は一般的な大学のように英語の授業もあります。

 

もちろん、歯科衛生士になることを目標とする学校なので、口腔に関連することが中心ですが、学年によってそのバランスは異なります。

1年生

歯科衛生士を目指して進学したとしても、入学したばかりの1年生の頃は専門的な知識はないので、ゼロからのスタート。

ですから、1年生の間は基本的な知識を習得することに重点を置いたカリキュラムが一般的で、臨床や実習よりも講義が中心です。

 

医療に従事する人間となるということで、歯科に関連すること以外にも、薬学や生物学、病理学などの医療そのものの基礎知識のほか、心理学や英語も学びます。

 

聞きなれない言葉や知識が講義のたびにどんどん出てくるので、予習復習が追いつかずに、授業についていけないと感じる人が多くなるのも、この学年です。

2年生

2年生になると、1年生に比べて講義が減って、実習が増えてきます。

 

本を開いて語句や理論を頭に入れる機会よりも体を動かすことが多くなるのです。

専門用語が飛び交う中、理論を自分の手足を使って体験することで実習を重ねることで、1年生のときに頭にぎゅうぎゅうに詰め込んだ知識が定着します。

 

実際、1年生の頃には着いていけなかった授業内容も、学年が上がるにつれて覚えられたという人も多いようです。

 

ただ、2年生になれば学内を飛び出して、歯科医院での臨床実習もありますし、実習内容もセメントを練るなどの簡単なものから複雑なものが増えていき、実習ならではの大変さが出てきます。

3年生

最後の学年である3年生ということで、就職活動、卒業試験と国家試験対策と盛りだくさん。

 

一般的な大学生と同じように、卒業までには就職先を決定しますので、学校に通いながら就職活動することになります。

さらに、下の学年と同じように実習もあるうえ、講義は国家試験の過去問を解いたり、間違えやすい問題の解説を行ったりするので、3年生は大忙し。

 

歯科衛生士の学校は、卒業後に国家試験を受けることが前提になっているので、卒業試験も侮れません。

 

国家試験のリハーサルのように扱っている学校が多く、出題傾向を国家試験に合わせていたり、難易度を国家試験よりも高くしていたりする場合もあります。

さすがに3年生は、アルバイトや趣味に割ける時間は少なくなるかもしれませんね。

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まとめ

いかがでしたか?

 

歯科衛生士は人の健康に関わる仕事なので、資格取得を目指す学校の勉強が普通より難しいのは仕方ないこと。

しかし、長期休暇もありますから実際のケジュールは中学校や高校と似たようなものなので、工夫をすればそれまで通り自分の時間を楽しむことができます。

 

時間をどう効率良く使うか、とうことが歯科衛生士の学生時代を充実させるポイントになりそうです。

 

以上「歯科衛生士の学校は忙しい?スケジュールは?」でした。

歯科衛生士の学校は厳しい?