歯科衛生士の便利帖

歯科衛生士についてのちょっとしたアレコレをまとめています。

歯科衛生士もデンタルエステを開業できる?

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歯科衛生士にとって新たな活躍の場であるデンタルエステを、独自に開業せることは可能なのでしょうか。

歯や舌を始め口周りを、美容のために整えるデンタルエステは、歯科衛生士が中心に行うのが一般的。

医院によっては、衛生士に売り上げのノルマを課す場合もあります。

施術と営業を歯科衛生士が一手に担う訳ですから、開業してデンタルエステを経営することもできるような気がしてきます。

そこで、デンタルエステを歯科衛生士だけで開業できるかどうか、調べてみました。

歯科衛生士のみでデンタルエステの開業は可能?

治療目的の歯科医院と比べて、華やかなイメージがあるデンタルエステ。

口周りを美しく磨き上げる場所なので、訪れるお客様も歯の健康への意識が高く、虫歯や歯周病を患っていることは滅多にありません。

歯の疾患がないので、デンタルエステでは自然と歯科衛生士の出番が多くなります。

将来を見据えて、独立してデンタルエステを開業しようと考える方もいるかもしれません。

デンタルエステには歯科医師が必要

しかし、現状では歯科衛生士だけで独立してデンタルエステを経営するには難しいでしょう。

なぜなら、歯科予防処置や診療には歯科医師が必要なため。

歯石除去を始めとした機材や薬剤が必要な処置は、必ずドクターの指導のもと行わなければならないのです。

また、デンタルエステの顧客の多くは口腔環境が整っている傾向があるとは言え、予期せぬトラブルに見舞われる可能性もあります。

デンタルエステでは、歯科衛生士が営業から施術までを担っている場も多く、歯科医師の必要性にピンと来ないかもしれません。

しかし、万が一のトラブルに備え、デンタルエステを開業する場合には、歯科医師を雇用し、オーナーとして切り盛りする業務形態を目指しましょう。

デンタルエステ以外の開業の道は?

最近、独立開業を考える歯科衛生士に注目されているのが、歯磨きサロン。

歯磨きサロンとは、歯のちょっとしたメンテナンスを行うことで、トラブルを予防する場所です。

歯磨きサロンとは

デンタルエステや、クリニックの予防歯科と目的が重なるような気がしますが、歯磨きサロンの最大の特徴は、歯ブラシや歯磨き粉などの身近な品を使った、口周りのケアに特化しています。

2015年、厚生労働省は「拭き取りや、刷掃で唇や口腔、舌、歯を清潔にすること」は医療行為ではないと、定義されました。

歯科医院の薬剤や器具を使わず、フロスや歯ブラシのような日用品をのみを使ったケアであれば、医療行為に当てはまらず歯科医師の指導がなくとも行えると、はっきりしたのです。

そこで、特別な免許が不要の、一般的な美容目的のエステサロンと同じ扱いで、経済産業省の管轄のもと歯磨きサロンのオープンが認められました。

歯磨きサロンの需要

しかし、実際のところ歯磨きサロンは需要があるのでしょうか。

なぜなら、歯ブラシや歯磨き粉はありふれた日用品。

ほとんどの人が毎日どちらも歯磨き粉や歯ブラシを利用して、歯のメンテナンスをしています。

わざわざサロンに来てまで、身近な日用品でケアされることを望むでしょうか。

日本では、多くの人が毎日歯ブラシや歯磨き粉で口を丁寧に磨き上げているにも関わらず、アンケートで8割が「口腔内に気になることがある」と答えています。

それなのに、歯科医院に1ヶ月以内に足を運んだのは、なんと2割未満。

キーンと言う耳を刺すような機械音のせいか、傷みを伴う治療イメージのせいか、なにはともあれ、歯科医院へ行くことに抵抗を感じる人も少なからずいるようです。

歯磨きサロンの役割は?

では歯磨きサロンはどうでしょう。

歯磨きサロンは、その名の通り歯ブラシや歯磨き粉を使って口周りを整えるエステサロン。

歯科医院の機械音や薬剤とは程遠いイメージ。

エステに特別な資格は不要なので、歯磨きサロンは誰でも開業できますが、歯の専門家である歯科衛生士がスタッフであれば、顧客も安心して施術を任せられます。

虫歯や詰め物が取れたなどの、明らかな健康トラブルであれば誰でも歯科医院に行くでしょうが、その前のワンアクションとして気軽に訪れられる場所として、歯磨きサロンは需要があると思います。

耳鼻科と耳掻きサロンの関係を想像するもピンと来やすいでしょうか。

耳掻きサロンは、耳の臭いを予防したり、癒やしや、爽快感が得られます。

歯磨きサロンも、歯科医院ではカバーできなかった部分で、人の歯の健康を守る役割を担えるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?

デンタルエステを歯科衛生士だけで開業することは、いくつものハードルがあります。

デンタルエステだけが開業の道ではありません。

焦らず自分に合った将来設計を考えましょう。

以上、「 歯科衛生士もデンタルエステを開業できる?」でした。

f:id:minori1004kun:20170909234617g:plain歯科衛生士の紹介実績No.1【ファーストナビ歯科衛生士】