歯科衛生士の便利帖

歯科衛生士についてのちょっとしたアレコレをまとめています。

歯科衛生士は働きながら学べる?

 

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歯科衛生士は働きながら学べる資格として、幅広い年齢層に注目されています。

しかし、歯科衛生士は、3年間学校で必要な知識や技術を身につけて、ようやく受験資格が得られる職業。

 

通信教育では目指すことができないので、働きながら目指すには実際問題ハードルが高いように感じる人も多いでしょう。

 

歯科衛生士の勉強はどのようなものなのでしょうか?

働きながら学べるかどうかを視点に紹介します。

 

歯科衛生士は通信制では無理?

既に社会人として働いていたり、主婦として家庭を支えたりしている場合、3年間学校に通うのは簡単なことではありません。

学費もかかりますし、通学することそのもののだって大変です。

 

中には、通信教育を考える人もいるでしょう。

しかし、歯科衛生士の資格を取得するためには、国が指定した教育機関で知識や技術を3年間身につけなければ、国家試験の受験資格すら得られません。

いくら時間的な余裕や金銭的に厳しくても、歯科衛生士を目指すなら専門学校に通う必要があるのです。

 

歯科衛生士といえば、レセプションを管理する事務職とはことなり、人の健康にダイレクトに携わる医療のスペシャリスト。

患者の立場になって考えれば、通信教育でしか学んでいない人に治療してほしくはありませんよね。

 

医療の知識だけを学習するのではなく、専門学校では、実技指導や現場での臨床も行います。

歯科衛生士になるには、教材を使って独学で勉強できない技術を身につける必要があるのです。

働きながら通学するのはどれだけ大変?

 

夜間なら働きながら学べる!

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ひとたび社会人となれば、朝から夕方はなにかと忙しく、3年間も通学するのは難しいのが普通です。

 

やはり働きながら歯科衛生士を目指すのは不可能なのでしょうか?

いいえ、最近は夜間部門を新設する専門学校が増えてきました。

 

お昼の部と同様に夜間部も3年間で卒業できますが、毎日2コマの3時間授業が一般的なので、仕事と歯科衛生士の勉強が両立できます。

中には、ワーク&スタディと言って、日中に学校の提携先の歯科医院で働きながら、夜に通学できるプランを用意している専門学校もあります。

 

しかし、ここで注意しなければならないのは、夜間であっても歯科衛生士として覚えなければいけない学習内容は変わらないということ。

 

テスト期間もありますから、仕事で忙しくとも、予習復習をしなければ授業についていけなくなり、挫折してしまうかもしれません。

実技訓練のために行くクリニックは、夜受け入れを行っている所が少ないので、夜間であっても時間を融通して日中に臨床実習を受けることもあります。

夜間であるからこそ、時間を有効活用するのが重要です。

 

働き先が専門学校と提携している場合、学校のスケジュールに配慮したシフトが組みやすいので、学校と仕事の両立がスムーズ。

将来の就職にも役立つので、働きながら専門学校に通うならワーク&スタディをまず考えてみるのがいいでしょう。

昼間と夜間のカリキュラムの違いは? 

3年間の通学が難しい

歯科衛生士の専門学校には、夜間部門が増えてきたと言ってもそれは都市部の学校が中心。

まだまだ数が少ないので、人によっては近くで夜間に通える専門学校がない場合もあるでしょう。

 

その場合は、思い切って他の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

例えば、介護職員初任者研修という資格があります。

 

これは昔はヘルパー2級と呼ばれ、介護に携わる人が最初に取得する資格です。

介護職も人手不足が嘆かれており、就職に強い点は歯科衛生士と同様ですが、通信講座だけで取得できるので働きながらでも目指しやすい資格です。

 

介護福祉士を目指すためにも必要なので、将来性もばっちりだと思います。

歯科衛生士の学校のスケジュールとは

まとめ

いかがでしたか?

一旦学生を終えて結婚したり就職したりした後に、再び学校に通学するには、家族の協力が欠かせません。

夜間であれば働きながら通学するのは不可能でありませんが、それまでよりどうしても忙しくなります。

ワーク&スタディ制度や、勉強グッズをうまく活用して、無理なく歯科衛生士を目指したいですね。

以上、「歯科衛生士は働きながら目指せる?」でした。

学校の学費の平均